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吹き抜けの意外な落とし穴と解決策は?

2024.05.27 - column

吹き抜けの意外な落とし穴と解決策は?


吹き抜けは、開放感があっておしゃれな空間を作り出してくれますが、意外な落とし穴も潜んでいます。一般的な住まいにおいて、吹き抜けは縁側や広間のような部屋で設けられることがありますが、その場合、暑い夏と寒い冬には適切な温度調節が必要です。加えて、吹き抜けがあることで、音響やプライバシーの問題も発生します。そこで、この記事では、吹き抜けの意外な落とし穴と解決策について紹介します。

 

 

吹き抜けのデメリット


住宅に欠かせない空間として、近年は吹き抜けが注目されていますが、実は吹き抜けにはデメリットも存在します。 まず第一に、冬場の暖房効率が悪くなることが挙げられます。吹き抜けは天井が高く、空気が循環するため、暖気が上に逃げてしまい暖房効果が低下してしまいます。そのため、暖房費用が増えることが予想されます。 続いて、音が反響しやすくなることが挙げられます。吹き抜けは広い空間があるため、音が反響しやすくなります。特に子どもたちの声や足音が響き、近隣の迷惑となってしまう可能性があります。 さらに、吹き抜けを設けることで、プライバシーが損なわれる問題があります。2階から1階までの全体が見渡せるため、その分居住空間が制限されることがあります。 以上が吹き抜けのデメリットです。吹き抜けの良さは空間が広々としていることであるため、利用目的や家族構成によっては、有効活用できることもありますが、デメリットも理解し、設計の際には慎重に考えることが求められます。

 

 

吹き抜けの結露問題


新築の住宅には、近年、吹き抜けが設けられることが多くなっています。しかし、吹き抜けには結露の問題があります。冬場や夜間には、暖かい空気が上昇し、天井付近で冷たい空気とぶつかることで結露が発生します。結露が多くなると、カビや湿気が発生し、健康被害を引き起こすこともあります。そのため、吹き抜けを設置する際には、適切な断熱材の使用や換気設備の導入が必要です。また、冷暖房設備の稼働状態や、暖房の設定温度にも注意が必要です。自然換気を利用する場合は、冷たい外気を取り込まないように気をつけるなど、工夫が必要です。吹き抜けを設置する際には、適切な対策をすることで、健やかな生活環境を実現することができます。

 

 

 

音漏れが気になる


新築の住まいにおいて、音漏れが気になることがあります。例えば、家族が夜眠っている中でテレビを見たり、音楽を聴いたりする場合に、周囲の人や隣接する住宅に迷惑をかけてしまうかもしれません。また、逆に外からの騒音が家の中に入り込んでしまうこともあります。静かな環境で過ごしたいという方にとっては、このような音漏れは大きなストレスになるでしょう。そこで、新築を建てる際には、断熱性能や防音性能にも注目しましょう。住宅メーカーや工務店には、それぞれ独自の技術や素材、設計があるので、自分に合ったものを選ぶことが重要です。また、住宅に入居する前には、音の流れをチェックすることも大切です。隣接する住宅との距離や方角、周囲の環境など、様々な要素が影響するため、自分の希望に合うかどうかを確認しておきましょう。静かな住環境を手に入れるために、音漏れ対策は欠かせない要素となります。

 

 

冬場の暖房費が高い!?


新築の冬場は、屋内が暖かいのはありがたいものの、暖房費が何かと高くついてしまいます。特に、断熱性の高い新築物件は、室内が外気温と一定に保たれているため、暖房機器の使用頻度が増えてしまうことがあります。また、屋根や壁などの建材も高性能なものが多く、設備や施工方法によっては、空調設備が余計に必要になってしまうこともあります。しかし、冬場の暖房費を抑える方法もあります。例えば、室内での断熱対策や、気密性の向上など、建物の性能を高めることができます。また、適切な温度設定やエアコンやヒーターの使い方を見直すことで、節約が可能です。新築だからこそ、暖房費の省エネ対策を考えていくことが重要です。

 

 

 

吹き抜けの明るさを活かす


吹き抜けの明るさは、新築住宅において非常に重要な要素の一つです。特に最近は、高層マンションや狭小住宅など、居住空間が狭くなりがちな中、吹き抜けを設けることで、室内空間をより広く感じさせる効果があります。 そんな吹き抜けの明るさを生かすためには、設計段階からしっかりと配慮が必要です。例えば、吹き抜け部分には大きな窓を設けて、自然光を十分に取り入れるようにすることが一つのポイントです。また、窓の向きや大きさにも注意して、室内に取り込む光の方向性を決めることも大切です。 さらに、吹き抜けスペースには植物を置くなど、自然のエレメントを取り入れることで、よりリラックスした空間を作ることができます。また、吹き抜けの空間を活かし、階段の位置や壁の配置なども工夫することで、より美しく機能的な空間を実現することができます。 新築住宅において、吹き抜けはおしゃれで明るい空間を演出する必須アイテムです。しっかりとしたデザインと工夫を重ね、明るさを活かし、心地よい空間を実現してみてはいかがでしょうか。

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